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最近よく聞くKPIとは?KPIの基礎の基礎をわかりやすく解説します!

最終更新日:2023年11月10日

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KPIという言葉をご存じですか?最近よく使われるようになった言葉ですが、よくわかっていないという方も多いのではないかと思います。しかし、KPIは「専門用語も多く難しい印象があってめんどうくさい……」というイメージから敬遠してしまっては非常にもったいない知識なのです。

そこで今回は、KPIとはわかりやすくいえばどういうことなのか、基礎中の基礎から解説します。いまさら人に聞けないKPIの疑問。この記事を読めば、すっきりするはずです!

1.KPIってなんのこと?

KPIというのはKey Performance Indicatorの略で、日本語では「重要業績評価指標」と訳されます。指標というのは、わかりやすくするためにつける目印という意味です。つまりKPIとは、わかりやすくいえば目標をどれくらい達成できているのかをわかりやすくするために使う、具体的な目印のことだといえます。

わかりやすくドライブにたとえてみましょう。車で何時にあそこへ到着したいというとき、最終的な目的地のことばかり考えていても、具体的にどうすればいいのかわかりません。そこで、何時に出発して、どの道で曲がって、何時にどこまで進む、といった細かな目印をつくります。そして、今目の前にある目印を目指します。

それを積み重ねていくことで、より明確に目的地に近づくことができるでしょう。

もしも目標の時間までにその目印に到達していない場合、そのままでは最終的な目標にも時間内にはたどり着けないことが予測できます。そこで、「もう少しペースを上げよう」とか、「この道は通らずにこっちの道にしよう」などと対策をとることができるわけです。

このように、最終的な目標への途中につける目印のことをKPIといいます。その目印にたどり着けているかどうかを確認することで、最終的な目標にどれだけ近づけているかを判断することができます。

KPIってなんのこと?

2.KGIとの違いはなに?

KPIとよく似た言葉で、KGIがあります。KGIはKey Goal Indicatorの略で、「重要目標達成指標」などと訳されます。日本語にすると難しいしKPIと非常にまぎらわしいですが、KGIのG、ゴールという言葉に注目してもらえばわかりやすいでしょう。KGIとは、達成するべきゴール、つまり最終的な目標という意味があります。

KPIよりもKGIを先に決めるのが一般的です。KGIという大きな目標があって、それを達成するために通る必要がある通過点としていくつものKPIがあるいうイメージがわかりやすいかと思います。

たとえばある販売店が、売上を2倍に増やしたいという目標をかかげたとします。この売上を2倍に増やすというのが、KGIです。そしてそのために通らなければならない通過点として、お客さんへの声掛けを強化する、商品を増やす、価格を見直す、チラシ配りをするなどといった小さな目標が見えてくるでしょう。この小さな目標が、KPIです。

KPIとは、わかりやすくいえば目標を達成するための手段です。それに対して、KGIはなにをもって目標達成とするかを定義づけるためのものになります。そのため、KGIはあいまいなものではなく、明確な数値を設定する必要があるのです。

3.KPIを設定することで得られるメリットとは

では、KPIを設定することにはどんなメリットがあるのでしょうか。見ていきましょう。

・今やるべきことが明確になる

どんな企業でも利益を追求する上で目標設定はおこなうと思いますが、目標を達成するために、今現在どんなことに力を注げばいいのかわからないということがときどき起こります。あるいは、日々の業務をこなすうちに目標への意識が薄れてしまうこともあるでしょう。KPIを設定することで、今やるべきことが明確になり、目標への進捗状況を日々実感することができます。

・共通の評価基準を作れる

目標自体があいまいなものだった場合、今その目標がどれくらい達成できているのかもなんとなくしかわかりません。人によって評価が違うということにもなります。KPIとはわかりやすく具体的な数値を設定するものなので、誰が見ても公平に同じ評価をすることができるのです。

・素早く問題解決ができる

KPIはこまめな目標ですので、目標を達成できなかったときにいち早く問題に気づくことができます。問題の原因を探り、対策を打つという対応もこまめにおこなうことができるのです。すぐに軌道修正をしていれば、問題が小さいうちに解決できるでしょう。

・従業員の意思統一ができる

従業員がそれぞれ自分の考えで動いていては、企業全体の望む成果を得られません。それぞれの部門に細かくKPIを設定することによって、従業員全員を同じ方向に向かわせることができます。

KPIを設定することで得られるメリットとは

4.KPIを設定する上で重要なポイント

いろいろなメリットのあるKPIも、間違った使い方をしては役に立たないものになってしまうでしょう。KPIを設定するときには、「SMART」と呼ばれる5つの要素を踏まえて考えると有効なものになります。

・Specific(明確な)

KPIにあいまいな目標を設定しても、達成できたかどうかわかりません。人によって評価も変わってしまいます。KPIは明確で具体的な、誰でも同じように認識できるようなものにしましょう。

・Measurable(計測が可能な)

KPIとは、わかりやすく数字を設定することで、目標がどれだけ達成できたのかを明確にできるのが大きな利点なのです。そのため、KPIには数値目標を設定する必要があります。

・Achievable(達成が可能な)

目標が現実的に不可能なものだった場合、従業員はモチベーションが保てなくなるでしょう。論理的に裏付けされた、達成できそうな目標を作らなければなりません。

・Related(関連した)

目標を細分化していくうちに、KGI(最終目標)と関係のない目標を設定してしまうことがあります。KPIはKGIの達成に直接的に貢献するものにしましょう。

・Time-bounded(期限を定めた)

時間の制限がなければ、人は無駄に時間を過ごしてしまいます。目標達成までの期限をもうけることで、今これをやらなければならないという認識が生まれるのです。

5.まとめ

KPIとは、わかりやすくいえば目標の達成度合いをわかりやすくするための目印です。KGIは最終的な目標で、KGIを達成するための細かな目標としてKPIがあります。KPIを設定することには日々の仕事の目標を明確にできたり、わかりやすい共通の評価基準を作れるといった、ビジネスで役に立つメリットがたくさんあるので、上手に活用していきましょう。

KPIは大企業だけでなく、フランチャイズに加盟して個人事業を経営している人などにとっても、非常に役に立つツールです。個人事業は規模が小さい分、大まかな目標にしか注目していないことが多いと思います。しかし大企業も個人事業も、それぞれに特色があるとはいえ、利益を追求し、目標達成を目指すという点では同じです。

大手に比べて不安定な要素の多い個人事業だからこそ、KPIを活用して目標への道筋を明確にすることのメリットは大きいのではないでしょうか。KPIについて理解し、うまく活用していくことができれば、経営を安定させることができるかもしれません。これからフランチャイズに加盟して開業をお考えの方などは、ぜひKPIの活用を考えてみてください。

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