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パン屋開業に必要な資金・設備・手続き・物件の選び方をまとめて解説

最終更新日:2023年11月3日

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パン屋開業に必要な資金・設備・手続き・物件の選び方をまとめて解説

パン屋を開業するには資金や設備の準備が必要です。

これからパン屋を開こうと考えている方は、

「パン屋開業にはどれくらい資金が必要なのだろう?」
「どんな設備を揃えればパン屋を開業できるの?」
「パン屋に適した物件ってどんなの?」
といった疑問を持たれているかと思います。

本記事ではそうした疑問に答えるべく、パン屋開業に必要な資金・設備、手続き、物件の選び方について解説します。

パン屋開業に必要な資金・設備

パン屋開業には以下のような設備(厨房機器)が必要となります。

・オーブン
・冷凍冷蔵庫
・焙炉(ホイロ)
・モルダー
・ミキサー
・フライヤー
・ガスコンロ

焙炉(ホイロ)はパンを発酵させるための機械、フライヤーは揚げ物をするための機械です。

他にも餡(あん)を包むための包あん機なんていうのもあります。

店舗にシンクや換気フードなどがない場合、新たに設置しなければなりません。

これらの厨房機器は新品と中古で値段が大きく違うので一概にいくらというのは難しいですが、だいたい400〜800万円くらいです。

オーブンは大きさや性能によって値段が変わるので、いい機器を揃えようと思ったら開業資金が多くなります。

前のテナントがパン屋だった居抜き物件を探すという手もありますが、なかなかそう都合よく見つかるものではなりません。

もしそうした物件が見つかれば、前のテナントが残していった厨房設備を使えるので開業資金を節約になります。

ただ、厨房設備が古くて使えなかったり、不要な設備が残っていて撤去費用がかかったりすることがあるので、居抜き物件を利用する際は設備をよくチェックしておきましょう。

    パン屋開業に必要な資金・設備

上記は厨房機器だけの費用で、加えて以下の費用も必要です。

・店舗の物件取得費用
・店舗の内外装費
・業務用備品、小道具

物件取得費用は場所、広さによって大きく異なります。

一等地は集客に有利ですが地代家賃が高いため、運転資金のやりくりで苦労します。

安く抑えるなら二等地で集客ができそうな場所を探してみるのがよいでしょう。

店舗の内外装費は通常の物件にしても居抜き物件にしても必要となります。内外装費の相場は坪単価で考えます。

・居抜き物件の坪単価:10〜30万円
・スケルトン物件の坪単価:30〜70万円

参考:店舗の内装・外装工事にかかる費用の相場 / リフォマ

30坪の居抜き物件の坪単価20万円と仮定すると、内外装費は600万円かかります。

パン屋は内外装の印象も大事なので、あまりケチると集客に影響します。

内外装費を抑えるには、イメージに合う居抜き物件を探してみるとよいでしょう。

居抜き物件を利用する際は、前の店舗の印象を引きずらないようにうまく変える必要があります。

パン屋開業に必要な手続き

パン屋開業には以下の2つの手続きが必要です。

・営業許可申請
・食品衛生責任者資格の申請

営業許可申請

「営業許可申請」は保健所に申請します。許可が降りるまでの一般的な流れは以下になります。

(1)事前相談
(2)営業許可申請
(3)施設検査の打ち合わせ
(4)施設の確認検査
(5)営業許可書の交付
(6)営業開始

参考:営業許可を取得するための流れ(一般営業) / 東京都福祉保健局

パン屋の営業許可を得るには保健所に事前相談に行き、店舗の場所・建物・区画・面積・換気・洗浄設備など、基準を満たしているかを確認してもらう必要があります。

貯水槽使用水(タンク水)や井戸水等を使用する場合は、水質検査も行います。

手数料は営業の種類、または自治体によって異なります。

一般的に飲食業は15,000円前後、菓子製造業・あん類製造業は14,000円前後です。

分からなければ、とりあえず保健所に行って相談してみるのがよいでしょう。相談に行く際は店舗の図面を忘れずに持って行ってくださいね。

食品衛生責任者資格の申請

「食品衛生責任者資格」は、食品を取り扱う店舗に必要となります。資格は講習を受ければ取得できます。

調理師・製菓衛生師・食品衛生管理者など、特定の資格を持つ人は講習が免除されます。

講習は自治体や保健所が実施しています。講習は1日で終わり、以下の3科目を受講します。

・衛生法規:2時間
・公衆衛生学:1時間
・食品衛生学:3時間

講習費用はほぼ全国一律で1万円となっています。費用については各自治体や保健所でご確認ください。

物件の選び方

パン屋の物件を選ぶ際の大まかな流れはいかになります。

(1)出店エリアを決める
(2)競合店の有無を調査する
(3)出店場所候補を探す
(4)物件を比較する

出店希望エリアに強力な競合店がある場合、エリアを変えることも考えてみましょう。

無理して競合があるエリアに出店する必要はありません。始めて開業するなら、まだ人気店がないエリアを選んだ方が安全です。

出店場所候補に関しては、一等地か二等地かで戦略が変わってきます。

先に少し触れましたが、一等地は集客しやすい代わりに地代家賃が高いため、客単価が低いと黒字化するのは厳しいです。

集客できていても自転車操業になってしまっては黒字化できないので、初めての開業でいきなり一等地で出店するのはリスクがあります。

二等地は一等地と比べて集客面で不利になりますが、地代家賃を安く抑えられるので無理せず営業できます。

どう集客するかが課題で、宣伝の方法を考えないと人が集まりません。

二等地でも充分な利益をあげているパン屋もありますので、路地裏にあっても人気のパン屋さんを調査して集客の秘密を探ってみましょう。

パン屋開業で成功するにはどこにお金をかけるが肝心

パン屋の開業資金は安くありませんが、中古の厨房設備や居抜き物件を利用すれば安く抑えられます。

ただ、安く済ませればいいというものではなく、お金をかけるべきところと節約すべきところを見分けなければなりません。

たとえば、内外装はパン屋をイメージづける大事な部分ですので、あまりケチってしまうとあまり美味しそうに見えなくなります。

繁盛店の内外装を参考にするのもひとつの方法で、人気のパン屋さんを巡って分析してみるのもよいかと思います。

小道具など細かい部分もチェックし、人気店の秘密を探ってみましょう。

おわりに

パン屋開業には厨房設備が必須となるため、開業資金を多めに用意しておくと安心です。

出店場所によって開業資金や集客性が変わるので、出店希望エリアの物件の比較や競合店のリサーチをしっかり行っておきましょう。

資金を節約するなら中古の厨房設備や居抜き物件の利用を考えてみてください。

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