フランチャイズ用語集
セントラルキッチン
セントラルキッチン(central kitchen)は複数のレストラン・学校・病院など、大量の料理を提供する必要がある外食産業、または施設の調理を一箇所で引き受ける施設を指します。
日本語では「集中調理施設」と訳し、学校では給食センターがセントラルキッチンにあたります。
セントラルキッチンを設けることで各店・各施設で調理を行うよりもコストの削減をはかることができ、安定した品質で料理を提供できるというメリットがあります。
また、調理に関わる人員を減らすことによって衛生管理なども行いやすくなります。
フランチャイズ業界においてもセントラルキッチンのシステムを導入しているチェーンもあり、一箇所で調理をすることでコスト削減が可能になり、低価格での商品提供につながっています。
フランチャイズチェーンの場合は、加盟店全店で統一した商品を提供する必要があるため、セントラルキッチンを導入することで全店で同じ品質の商品の提供が可能になります。
商品の品質がどの店舗でも変わらないということは、フランチャイズのブランドイメージの統一化にも貢献しています。
また、別の視点からセントラルキッチンのメリットを考えてみると、一箇所で調理をまかなうことでノウハウの漏洩防止にも役立ちます。
フランチャイズ本部から加盟店への守秘義務を課しているものの、加盟店が増えるほどにノウハウなどの漏洩のリスクが高まっていきます。
セントラルキッチンを導入することは、大事な自社のノウハウを守ることにも貢献します。