融資と日本政策金融公庫のお話【第17話】使い道を明確にしにくい場合は、どのように融資を受ければよいのか？

最終更新日：2023年11月3日

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田原先生
広告代理店の方が開業する際に、少し余裕を持つために融資を受けたいという方も多いでしょう。しかし、広告代理店は、設備投資などをしなくても開業できてしまうので、「使い道を何にすればよいのですか？」と聞かれることがよくあります。

太郎さん
確かに、使う予定はないけど、とりあえず何があるかわからないから500万円程度借りておきたいという方は多いでしょうね！

田原先生
そうなんです。
使い道がない方でも500万円程度借りるためには、将来使う可能性があるお金をイメージしながら創業計画書を作成することで、融資を受けられます。

太郎さん
将来使う可能性があるお金って何でしょうか？

田原先生
例えば、どの企業も広告宣伝することが多いでしょう。
従業員を雇う計画もあるでしょう。
そのため、下記のように、おおまかに広告宣伝のための費用や人件費を記載するだけでも融資を受けられるケースが多いです。

太郎さん
ざっくり記載するだけで融資が通ることもあるのですね。

田原先生
もちろん細かく記載できるのであれば、記載した方がよいと思いますが、初回の融資で300万円から500万円程度の額であれば、ざっくり記載しても貸してくれることが多いですね。

太郎さん
融資って奥が深いですね。

田原先生
細かく記載する場合には、下記のような記載方法もあります。

太郎さん
こちらの記載内容の方が、詳しく書いてあるので、公庫の担当者がイメージしやすそうですね。

田原先生
その通りですね。
上記の２つは、どちらも実際に融資が通った書類になります。どちらで記載しても500万円程度の融資であれば、通るケースが多いですが、細かく記載した方が公庫の担当者がイメージしやすいので、少しでも細かく書く方がよいかもしれないですね。

太郎さん
公庫の担当者にどんなことにお金を使うのかイメージさせることが大事ということがわかりました。
話が変わってしまうんのですが、私の友達が業務用に車を買うため、お金を借りたいと言っているのですが、公庫でも自動車ローンのようなものはあるのですか？

田原先生
公庫でも事業主が自動車を買うための融資がありますよ！

太郎さん
自動車を借りるためにお金を借りる方法を教えて下さい！

田原先生
車を購入するための融資の仕方は、次回（第18話）ご紹介致します。

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