最終更新日:2025年12月9日
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近年、リサイクルショップの市場が拡大しています。不景気の影響からか、高い新品よりもまだまだ使える中古品を買う人やいらなくなったものを売り、お金に変える人が増えているのでしょう。日本全体が不況の中、成長している数少ない業界がリサイクルショップだといえます。あなたがこれからなにか事業を起こそうと考えているなら、リサイクルショップが狙い目かもしれません。
今回のコラムは、そんなリサイクルショップの種類や開業にかかる費用、必要な届出などリサイクルショップを開業する方法を解説します。開業の際にはぜひこのコラムを役立ててくださいね。
リサイクルショップは、一度誰かが使った中古品を売買する商売です。法律的には、「古物商」という分類になります。注意が必要なのは、使用、未使用に関係なく一度取引をされたものは「古物」にあたるという点です。新品であっても、一度誰かが買ったものをもう一度売りに出した場合それは古物になります。
リサイクルショップを開業するには、「古物商許可」が必要です。古物商許可は、警察署に申請することで取得できます。盗難事件が発生したとき、犯人はリサイクルショップなどに盗んだ品物を売ることが多いです。古物を扱うお店を把握していることによって、警察は盗まれた品物を早く発見できる可能性が高くなります。犯人逮捕や盗難事件の防止の目的もあるのです。
そういった意味合いでも、リサイクルショップの開業には古物商許可が必要となっています。これに違反すると3年以下の懲役、または100万円以下の罰金という大変厳しい罰則がありますので、開業時には必ず古物商許可を取得しましょう。
申請には身分証明書や住民票、誓約書や略歴書といったいろいろな書類が必要ですので、事前に管轄の警察署に問い合わせして確認しておくことをおすすめします。
リサイクルショップの開業方法には大きく、店舗型と無店舗型の2種類があります。店舗型は街中にあるような、商品を棚に並べて売っているお店のことです。出張買取専門の業者などが無店舗型にあたります。買い取った品物はインターネットで販売したり、古物商を営む人が集まる古物市場で販売するのが一般的です。
店舗型のメリットは、お客さんが入ってきやすいということです。お客さんは商品を実際に手に取って確認することができるので、安心して買い物をすることができます。実店舗なら買い取りの品物も気軽に持ち込みやすいでしょう。ただ、大きなものを持ち込むのは大変です。また、お店の家賃などの経費が発生することや開業時の物件取得費や設備購入費が高くなるといったデメリットもあります。
無店舗型のメリットは、大がかりなお店や設備が必要ないので開業費用を抑えられることです。インターネットで販売する場合は、24時間いつでも商品を見てもらって注文を受けることができます。お客さんの自宅へ出向く出張買取なら、大きなものでも引き取りにいくことができるでしょう。一方、お店を構えていない分積極的に宣伝をしなければ認知度が上がらず、お客さんがきてくれないこともあります。
リサイクルショップの開業にかかる費用は、店舗型か無店舗型かによって大きく変わってきます。それでは、リサイクルショップの開業に必要な費用にはどんなものがあるのでしょうか。ここで、その内訳を見てみましょう。
古物商許可の取得には、2万円程度かかります。管轄の警察署によって費用が異なりますので、事前に確認しておきましょう。
店舗型の場合は販売用の店舗物件、無店舗型の場合は倉庫や事務所としての物件が必要です。物件は立地条件によって費用がかなり変わってきます。店舗を構える場所はよく調査し、お客さんが入ってきやすいような立地を選ぶことが大切です。倉庫や事務所の場合、立地はそこまで気にしなくてもいいでしょう。
店舗型の場合はお店の看板を作ったり、照明や空調設備などを設置する必要があります。
店舗型ではレジや商品を並べる棚が必要です。無店舗型でも、品物を運ぶ台車や車のカーナビなど、仕事で使う備品をそろえましょう。
無店舗型の場合、買い取った品物を積んで持ち帰るために自動車が必要です。もともと所有している自動車があれば、それでも十分でしょう。
店舗型でも必要ですが、無店舗型の場合はとくに宣伝が重要です。チラシを配ったりホームページを作ったり、いろいろな方法で集客を図りましょう。
上記のような項目で、総合して無店舗型なら30万円~100万程度、店舗型なら300万円~500万円程度が相場のようです。
リサイクルショップの中には、フランチャイズ展開をしている企業もあります。個人で開業する場合と比べ、フランチャイズに加盟してリサイクルショップを開業することにはどんなメリットがあるのでしょうか。
フランチャイズの強みは系列の店舗が多いので知名度や信頼感があり、お客さんが利用しやすいという点でしょう。また、フランチャイズ本部が独自の販売ルートを確保していて、専門業者などに買い取ってもらうスタイルもあります。自分で販売先を開拓したり、不良在庫を大量に抱えるような心配が少ないところも大変なメリットですね。
リサイクルショップの重要な業務である商品の査定についても、ノウハウを1から教えてくれます。WEBカメラなどを用いて本部に相談できるシステムがあるところもあります。開業前には、本部の担当者が立地調査や物件探しを手伝ってくれます。研修や勉強会があったり、開業後にも定期的に経営状況を確認してアドバイスをくれるでしょう。
リサイクルショップのフランチャイズの中には、加盟金0円というところも少なくないので、費用を抑えて開業するのにはとても有利です。しかし、その分月々のロイヤリティが高いこともあるので、契約内容をよく確認しましょう。
リサイクルショップを開業する際には、古物商許可を警察署に申請することが必要です。リサイクルショップには店舗型、無店舗型の形態があります。店舗型は開業資金が高い傾向がありますが、お客さんが利用しやすいのがメリットです。無店舗型は資金が安く済む分、積極的に宣伝をしなければお客さんに認知されにくいデメリットもあります。
フランチャイズに加盟した場合、本部の持っている販売ルートを利用できたり、運営のノウハウを教えてもらえるといったサポートを受けられます。このようなサポートは、個人店では得らない恩恵ですので、リサイクルショップの経営が未経験の方にはフランチャイズをおすすめします。開業の手伝いもしてくれますので、はじめて開業する人にはとても安心ですね。
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【記事監修者:川口 貴生(かわぐち たかお)】
「フランチャイズの窓口」を運営する「シェアリングテクノロジー株式会社」の事業責任者。
求人広告営業や大型イベントの企画営業、デジタルマーケティング職の経験を経て、2021年から「フランチャイズの窓口」事業責任者を務める。
フランチャイズ本部の情報掲載数を4年間で約5倍の450件超まで伸ばした実績を持つ。
現在「FC版令和の虎」・「フランチャイズチャンネル」・「フランチャイズど真ん中」などの各種YouTubeチャンネルにも取り上げられ、FC専門誌「ビジネスチャンス」へのコラムの寄稿や、FC展示会でのフランチャイズ加盟検討者向けにセミナー講師をするなど、幅広く活動中。
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