キッチンカー開業は事前準備が肝心！事業で失敗しない方法とは？

最終更新日：2023年11月10日

「飲食店を経営したい！」という夢を叶える手段として人気を集めているキッチンカーの開業。店舗型の飲食店よりも開業がしやすいため、検討している方も多いのではないでしょうか？

しかし、キッチンカーの経営を成功させることは簡単ではありません。経営の失敗を防ぐために、キッチンカーの開業について「よく知る」ことが大切です。

この記事では、キッチンカー開業で失敗しないために最低限知っておくべき知識をご紹介します。参考にして、リスクを抑えたキッチンカーの開業をしてみてください。

• キッチンカー開業のメリット
• キッチンカー開業のデメリット
• キッチンカーの開業で必要な3つの準備
• キッチンカー開業で失敗リスクを抑える方法
• 副業でキッチンカー開業するならフランチャイズがおすすめ
• 副業もOK！キッチンカーのおすすめフランチャイズをご紹介
• キッチンカー開業ならフランチャイズの窓口にお任せ！

キッチンカー開業のメリット

キッチンカー事業は他の飲食系の事業とは違った形態の仕事で、向き不向きが分かれます。キッチンカー事業をよく知らないまま開業すると、自分に合わないと気づいて後悔するかもしれません。仕事選択のミスマッチを防ぐためにも、これからご紹介するキッチンカー開業のメリット・デメリットに目を通しておきましょう。

メリット1：費用を抑えやすい

キッチンカーは基本的に１人で業務をおこない、必要スペースも少ないため上記の費用を抑えながら飲食物をお客さんに提供できるのがメリットです。特に固定費や人件費を減らせることはかなり大きく、黒字収益となるハードルが低くなっています。

メリット2：好きな時期・場所で出店できる

店舗型の飲食店の場合、お店が繁盛するかは立地の良さに強く影響します。良い立地で店を構えれば安定した収益が見込めますが、反対に立地が悪い場合はなかなか利益を出しにくいでしょう。その点、キッチンカーなら問題ありません。イベント会場や商業施設などの人通りの多い場所に出店することが可能なので、集客に有利な場所で飲食物を提供することができます。

メリット3：お客さんと直接やり取りができる

キッチンカーの開業では注文から食品の提供、お金のやり取りまでを基本的に1人でおこないます。そのため、お客さんと直接コミュニケーションをする機会が多く、飲食物を提供する満足感を得やすいです。

飲食店経営を目指す方は、「お客さんからの感謝が原動力になる」という人も多いでしょう。この点は利益とは少し違いますが、お客さんが喜んでくれる「やりがい」を得やすい点は、キッチンカー開業の立派なメリットといえます。

キッチンカー開業のデメリット

キッチンカーは自由に営業ができて便利ですが、一方でキッチンカー特有のデメリットもあります。しっかりと確認しておきましょう。

デメリット1：天候や季節に影響されやすい

キッチンカーは基本的に野外で店を構える都合上、店舗型より天候の変化に左右されやすいです。特に雨が降っていたり強風が吹いていたりする場合、お客さんが少なくなってしまいます。場合によっては、その日の出店を諦めなければならないこともあるでしょう。

また、夏の暑さや冬の寒さがダイレクトに伝わってしまうのもキッチンカー営業の辛いところ。極端な温度になりやすい時期は十分な暑さ・寒さ対策をするか、施設内など天候や季節の影響を受けにくい場所で出店するとよいでしょう。

デメリット2：体に負担がかかりやすい

キッチンカーとして使う車の種類にもよりますが、基本的には狭い空間での作業になるため、体への負担に注意しましょう。営業中は食材を取り出す時や食品を手渡しする時等動くことが多く、無理な体勢になりがちです。体への負担が心配なら、十分な調理スペースが確保できるトラックを使ってキッチンカーを営業することを考えてみましょう。

キッチンカーの開業で必要な3つの準備

キッチンカーを開業する前に、以下3つの準備をしっかりとおこなう必要があります。開業前にやることをしっかりと把握しておけば、スムーズに開業することが可能です。

準備1：開業資金を用意する

開業資金の内訳と費用の目安
内訳	費用の目安
キッチンカーの購入費（新車）	100万円～300万円
販促物の購入費	5千円～2万円
使い捨て食器等の購入費	5千円～4万円
食品衛生責任者の講習費	1万円
キッチンカーの保険加入費	10万円～15万円
PL保険加入費	5千円～1万円
自動車免許取得費用	20万円～35万円

あくまで目安ですが、キッチンカーの開業資金の内訳は上記の通りです。特にキッチンカーの購入費は車両の種類によって異なり、トラックのような大型の車の場合は300万円かかることもあります。開業資金があまり用意できない場合は、中古のキッチンカーを購入するのもひとつの手です。新車よりも安く購入できますが、購入前に状態をしっかり確認することが大切です。

準備2：必要な免許・資格を取得する

キッチンカーの開業では、上記3つの免許や資格の取得が必須です。「調理師免許は必要なのか」と気になる方も多いかもしれません。食品衛生責任者資格を取得すれば開業できるため、調理師免許は不要です。6時間程度の講習を受けることで誰でも取得できるため、飲食業の実務経験が無くても開業ができます。

準備3：各種保険に加入する

もしものトラブルが起きても安心できるように、上記3つの保険に加入しておきましょう。PL保険と施設賠償責任保険は、キッチンカーで食品を提供している側がお客さん等に損害を与えてしまった時に使える保険です。別記事で「キッチンカー開業で加入すべき保険」について解説しているので、より詳しく知りたい方は確認してみてください。

キッチンカー開業で失敗リスクを抑える方法

コロナ禍等による影響でイベント会場での出店機会や客足が少なくなり、キッチンカー事業は厳しい状態となっています。そのような状況の中、キッチンカーの開業をする場合は「いかに失敗リスクを抑えた経営をするか」が重要なポイントです。

失敗を抑える方法1：人が集まりやすい場所で出店する

キッチンカーで売り上げを伸ばすためには、人通りが多い場所に出店することが大切です。例えばイベント会場や商業施設といった場所では、人が集まりやすいため多くの利益が見込めます。しかし、人気の出店場所はライバルとなる他のキッチンカーも狙っているため、いち早く出店できるように情報をリサーチすることも大切です。

また、以下にキッチンカーの出店候補となる施設・会場をまとめました。開業する前に、ご自身の地域の中で出店候補となる場所に目途を付けておくとスムーズな経営ができるでしょう。なお、いずれの場所も出店には許可が必要な点にご注意ください。

出店候補となる施設・会場一覧
出店候補	施設の名前
イベント会場	フェス会場、フリーマーケット会場、ライブ会場
商業施設	スーパー、デパート、携帯ショップ、書店、住宅展示場、家電量販店
遊技場	ゲームセンター、バッティングセンター、パチンコ店、ボーリング場
公共の場	公園、観光地、オフィス街、サービスエリア
学校	大学

キッチンカーは元々低コストで事業を始められるのが強みですが、そこからさらに経費削減に取り組むことで、さらなる収益アップを見込めます。上記のうち、できそうなものがあればやってみるとよいでしょう。

失敗を抑える方法3：補助金・助成金制度を利用する

自治体によっては、新規事業のサポートを目的とした補助金・助成金制度が設けられていることがあります。自治体が提示する条件を満たす必要がありますが、補助金・助成金を受けられれば開業時の費用負担を大きく減らすことが可能です。お住まいの地域に対応している自治体のホームページで、キッチンカーを対象にした補助金・助成金制度はないか確認してみましょう。

失敗を抑える方法4：副業でキッチンカーの開業をする

「脱サラをしてキッチンカー事業に専念したい！」という方もいらっしゃるかもしれません。しかし、本業を辞めてしまうのは、万が一キッチンカー事業がうまくいかなかった時のリスクが高いです。少なくともキッチンカー事業が軌道に乗るまでは、副業としてキッチンカー事業をしていくとリスクが少ないでしょう。

副業でキッチンカー開業するならフランチャイズがおすすめ

もし副業でキッチンカーを開業するなら、フランチャイズ契約をするのがおすすめです。フランチャイズは研修プログラムや出店サポート等の支援を受けながら事業をおこなうビジネスで、個人でおこなうよりスムーズな経営ができます。さらに、企業独自のおいしそうなメニューにより、お客さんの目を引きやすいため集客の面でも有利です。

なお、フランチャイズ先の企業によっては「ロイヤリティ」という、使用料として一定のお金を支払うルールが設けられている場合があります。ロイヤリティのないフランチャイズも一部あるため、気になる方は検討時によく確認しておきましょう。

副業もOK！キッチンカーのおすすめフランチャイズをご紹介

最後に弊社サイト「フランチャイズの窓口」にて掲載中の、副業からスタート可能なキッチンカーのフランチャイズを2件ご紹介します。どちらも本業と両立しやすく、研修サポートが充実しているため安心して事業をすることが可能です。

COLOR CAFE

COLOR CAFEの特徴
取り扱い可能メニュー	クレープ、ワッフル、タピオカドリンク、ワッフル、かき氷
開業資金	200万円～
対応エリア	全国
ロイヤリティ	0円

COLOR CAFEは、クレープの移動販売をサポートしているフランチャイズです。特筆すべき特徴はサポートの手厚さと自由度の高さ。未経験者でも経営ができるように、研修プログラムや出店場所のサポートが完備されています。さらに、クレープ以外にもタピオカドリンクやかき氷など、季節やブームに合わせて取り扱うものが選べるため、収益を上げやすいのです。また、加盟しているオーナーの女性比率が高く、女性が安心して開業できるフランチャイズでもあります。

もとむのカレーパン

もとむのカレーパンの特徴
取り扱い可能メニュー	カレーパン
開業資金	315万円～
対応エリア	全国
ロイヤリティ	0円

もとむのカレーパンは、味にとことんこだわって作られたカレーパン提供する専門店です。「A5ランク」と呼ばれる良質な和牛の入ったカレーパンはとても人気が高く、多数のテレビ番組で紹介されるほどの実績があります。知名度が高いカレーパンであるため、売れ行きも好調になりやすいでしょう。

また、もとむのカレーパンは冷凍された状態のカレーパンをオーブンで焼くだけで提供できます。パン作りの技術と仕込みを必要としないため、スムーズな出店が可能です。

キッチンカー開業ならフランチャイズの窓口にお任せ！

弊社サイト「フランチャイズの窓口」では、さまざまな飲食系のフランチャイズを掲載しています。今回ご紹介した2件以外にも、キッチンカーによる移動販売が可能なフランチャイズ案件も多数あります。気になるフランチャイズがあれば資料請求にて詳しく知ることも可能です。キッチンカー開業でどんな食品を取り扱うかの参考にもなりますので、ぜひお気軽にサイトを覗いてみてください。

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