フランチャイジーってなに？フランチャイズの基本からしっかり解説！

最終更新日：2025年12月4日

起業を目指している方ならフランチャイズ、という言葉を耳にしたことはあるかと思います。しかし、「フランチャイジー」という言葉の意味についてご存知の方は意外と少ないのではないでしょうか。知っておいて損はないことなので、ご存知でないかたは意味を知っておくといいしょう。

今回はフランチャイジーの意味や特徴や、フランチャイズ経営と代理店の違いなど「フランチャイズ」に関しての基本についてご紹介していきます。

• フランチャイジーってなに？
• フランチャイザーとフランチャイジーの違いとは
• 経営経験が少ない人は？
• フランチャイズと代理店は一緒？
• まとめ

フランチャイジーってなに？

フランチャイズとは事業をしている企業が「フランチャイズ加盟店」というものを募集し、加盟した人や店舗に資金や経営ノウハウ、自社商品などを提供して経営してもらうことです。そして、その収入の何割かをロイヤリティとして徴収する仕組みとなっています。

ここで出てくる言葉がフランチャイジーです。フランチャイジーとは、簡単にいえばフランチャイズの加盟店側のことです。フランチャイジーはフランチャイズの本部の協力を受けて事業を開始しますが、扱いとしては事業主です。

フランチャイジーになりたい場合はまず、やりたい事業とフランチャイズを募集している会社を選んで応募する必要があります。企業によってフランチャイズの条件（ロイヤリティの割合や保証）が変わってくるため、しっかりと確認しましょう。

フランチャイザーとフランチャイジーの違いとは

フランチャイズにはフランチャイジーと似た言葉として「フランチャイザー」という言葉があります。字は似ていますが、意味はまったくの真逆です。

フランチャイザーとはフランチャイズの本部側、つまりフランチャイズを募集する側のことを指します。本部の別称が「フランチャイザー」、加盟店の別称が「フランチャイジー」です。分かりにくいですが、しっかりおぼえておきましょう。

このフランチャイザーとフランチャイジー間でとり行われる契約が、前述したフランチャイズ契約です。

経営経験が少ない人は？

フランチャイズ経営は、経営の経験が少ないまたはない方にとくにオススメの起業方法です。下記ではその理由についてご説明していきます。

マニュアルや研修によって経営が学べる

経営初心者の方がフランチャイジーになることをオススメする一番の理由は、研修などのサポートの充実です。研修の内容は業種や企業によって差はありますが、フランチャイズ経営を始める前に研修があったり、経営をしていく上においてのマニュアルが整備されていたりと、初心者の方でも始めやすい環境が整っています。

広告・宣伝費が抑えられる

「開業」と聞くと、やはりお客さんを集めるためにどんどん広告を打っていかなければいけないイメージがあるかと思います。しかし、フランチャイズなら元々の企業の知名度があるので、最初からお客さんが来てくれます。もちろんなにもしなくていいというわけではありませんが、スタートダッシュがかなり楽になることは間違いないでしょう。

業種や企業が多く、選びやすい

フランチャイズ経営を募集しているフランチャイザーは近年非常に増えてきています。例をあげればコンビニエンスストアはほとんどがフランチャイズ経営ですし、町で見る飲食チェーン店も多くがフランチャイズ経営です。

その他にも介護福祉、サロン、塾などフランチャイズの種類は非常に多彩なので、興味のあるジャンルから調べてみるのもよいのではないでしょうか。

フランチャイズと代理店は一緒？

フランチャイズと代理店、意味合いは似ているように感じますが具体的にはなにが違うのでしょうか。ここではフランチャイズ経営と代理店、どう違うのかについて解説していきます。

フランチャイズと代理店の差

企業からのサポートの違い
代理店は文字通り、企業が提供している商品・サービスの販売を代行します。フランチャイズと違い、ノウハウやマニュアルなどは提供されません。お店の屋号も企業名ではなく、自分で付けた名前であることが多いです。初心者向けとはいえませんが、逆にいえばマニュアルなどがない分自分の裁量で自由に経営ができるともいえます。

ロイヤリティの違い
フランチャイズの大きな特徴として、収入の一部をロイヤリティとして差し引かれるというものがありました。しかし代理店の場合はロイヤリティというものがありません。代理店の収入は商品を販売する際に企業から支払われる手数料なので、ロイヤリティを徴収する必要がないのです。

集客の違い
フランチャイズでは最初からある程度集客力がありましたが、代理店の場合は企業がサポートしてくれるわけではありませんので自分で営業しなければなりません。そういった意味でも、代理店経営は全体的に経営者の実力が問われる所があります。

以上の点からある程度経営に慣れている人は代理店経営を、初心者の方はフランチャイジーになることを選んだ方がいい理由が見えてきます。自分にあった経営方法を選びましょう。

まとめ

フランチャイズは経営初心者にオススメの方法です。フランチャイジーになることで、ノウハウや資金・物件の援助などさまざまなサポートを受けられます。

代理店との違いにはサポートの有無などがありました。もちろん代理店にもロイヤリティがないなどのメリットもありますので、自分の実力や自信に合わせて決めていきましょう。

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【記事監修者：川口 貴生（かわぐち たかお）】
「フランチャイズの窓口」を運営する「シェアリングテクノロジー株式会社」の事業責任者。
求人広告営業や大型イベントの企画営業、デジタルマーケティング職の経験を経て、2021年から「フランチャイズの窓口」事業責任者を務める。
フランチャイズ本部の情報掲載数を4年間で約5倍の450件超まで伸ばした実績を持つ。
現在「FC版令和の虎」・「フランチャイズチャンネル」・「フランチャイズど真ん中」などの各種YouTubeチャンネルにも取り上げられ、FC専門誌「ビジネスチャンス」へのコラムの寄稿や、FC展示会でのフランチャイズ加盟検討者向けにセミナー講師をするなど、幅広く活動中。
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参考URL
・シェアリングテクノロジー株式会社
https://www.sharing-tech.co.jp/
・フランチャイズの窓口チャンネル「おさんぽフランチャイズ」
https://www.youtube.com/channel/UCnsXC95B-MYXgsl_dHTKzbw
・ビジネスチャンス
https://www.bc01.net/

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