最終更新日:2023年11月10日
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「保育園を開業したい!」と思っていても、開業と聞くとどうにもハードルが高い印象がありますよね。保育園には種類もあり、経営は難しいのではないかと思っている方も多いのではないでしょうか。じつは保育園経営はニーズがあり、将来性のある仕事です。興味のある方はぜひ検討してみてください。
ここでは保育園の開業に関わることについてご紹介します。手続きや開業までの流れを知って、保育園開業の第一歩を踏み出しましょう。
保育園を開業する際には、最初に決めておかなければいけないことがあります。それは、保育園の種類です。保育園には大きく分けて「認可保育園」、「認可外保育園」、「小規模認可保育園」の3種類があります。一体どのような違いがあるのでしょうか。
認可保育園とは、自治体の指定する条件に沿った経営をしている保育園のことをいいます。基本的には都道府県、または政令指定都市などから認可されます。認可されれば補助金が支給されるため、経営が安定しやすいでしょう。夜間の認可保育園もあり、22時まで子どもを預かることができる保育園が一般的です。近年の女性の社会進出に合わせて、こういった夜間託児のニーズも高まってきているのです。
無許可保育園という別称もある保育園で、自治体の指定する条件の基準を満たしていない保育園のことをいいます。認可外だからといって、危ない保育園ということではありません。開園時間が基準より長かったり、保育園の広さが基準より狭かったりなど、認可の基準を満たしていないというだけなのです。
認可保育園よりも自由な経営ができるので、園特有の方針で育児をすることが可能です。デメリットとして、自治体からの補助金を受け取ることができないため、入園料などを高く設定しなければならない点があります。
平成27年4月から始まった保育園制度のことをいいます。認可保育園で認可外だった園児19人以下の保育園のことで、認可保育園よりも手軽に、早く開業することが可能です。同時に補助金も受けることができるため、少人数の保育園を開きたいという方にはぴったりなのではないでしょうか。
保育園は現在数が足りておらず、どこの地域でも需要が増してきています。最近のニュースなどで、「待機児童問題」について聞いたことがある人は多いのではないでしょうか。保育園に入りたくても入れないという児童が増加しており、社会問題になっているのです。
女性の社会進出や核家族化が進んだことで、仕事をしている間子どもを預かってほしいというニーズが今までより高まったことが原因といわれています。この曜日だけ、この時間帯だけ預かってほしいという要望など、現在の保育園には多種多様なニーズがあります。
保育園開業の際は世間のニーズを考慮して、方針やサービスを決定していくといいでしょう。上記から、今保育園が世間に求められていることが理解していただけたのではないでしょうか。
また、保育園経営の収入面はおもに入園費と補助金が支えています。しかし、園児が増えれば保育士の数も増やさなければならないため、経営管理をしっかりとおこなわなければ、人件費で経営が苦しくなってしまいます。事業計画や経営管理は開業するときに、しっかりと決めておくことがとても大切です。
保育園の開業にはメリットもデメリットもあります。両方ともしっかり確認し、開業の際の参考にしてください。
・開業しやすい
保育園を開業するだけなら、必須の資格がいらないことがほとんどです。また、物件費はかかりますが、それ以外費用を抑えることができるため、開業資金が安くなることも多いのです。
・一度軌道に乗れば経営が安定しやすい
園児は基本的に約3年間在籍してくれることが多いため、軌道に乗りさえすれば経営を安定させやすいというメリットがあります。また利益率が高いのもうれしい点のひとつです。
・社会に貢献できる
社会問題となっている待機児童問題に立ち向かい、世の中のお母さんたちを助ける社会貢献性は非常にやりがいになります。これはほかのビジネスにはあまりない魅力なのではないでしょうか。
・軌道に乗せるまでが難しい
新規開設の保育園はなかなか園児があつまりにくく、軌道に乗せるまでは経営が苦しくなるかもしれません。経営戦略や広告など、いかに園児を集めるかを考えることが大切です。
・保育の知識がいる
保育園の開業に必要な資格はありませんが、かといって何の知識もない状態では厳しいでしょう。子供を預かるという仕事柄、責任も重く、軽い気持ちで始めると大変なことになるかもしれません。保育園は信用が何よりも大切です。保育についての知識は最低限持ち合わせておくことをおすすめします。
保育園開業には、ある程度決まった流れや必要な設備があります。開業する直前で慌てないようにしっかり確認しておきましょう。
保育園の開設には保育園そのものの物件はもちろん、内装設備も決めておかなければなりません。乳児室や調理室などサービスに合わせてどれを増設するか決めていきましょう。また、認可保育園になるには「乳児室」「保育室」「屋外遊戯場」が必須になるのでしっかり条件を確認しておきましょう。
ここでは開業に至るまでの流れについて簡単ご紹介していきます。
①保育園の種類を決める(認可か認可外か)
②開業時期を決める
③物件探し
④必要な手続きをする
⑤内装や職員数などを決定し、工事
⑥園を宣伝し、園児を集める
⑦開業!
大まかな流れは上記の通りです。④の手続きに関しては、認可か認可外かによって変わってきます。認可の場合は都道府県や市町村などと手続きをするのに対し、認可外の場合は地方自治体に届け出を出さなければなりません。それぞれの種類に沿った手続きをおこないしましょう。
認可保育園を開業するには、「設立基準」を満たさなければなりません。ここに気を付けないければ開業前に困ってしまうことになるので、しっかり知っておきましょう。
認可基準にはおもに入所対象、園児の店員、職員の数、物件の条件、設備状況などが含まれます。この基準は都道府県などによって異なるため、開業前にはきちんとチェックしておきましょう。
この基準を満たしていないと認可保育園になることができないため、当然補助金も下りなくなります。認可保育園の開業を目指すなら、この基準に関してはとくに気を付けて準備を進めていきましょう。
認可の基準は非常に多く厳しい条件もあります。最近では待機児童の問題から、認可の基準を低くする動きも出てきているそうですが、保育園の質の問題などの観点から反対意見も多いそうです。現状で認可保育園を開業しようと考えているのであれば、厳しい基準をひとつひとつクリアしていく方法しかないでしょう。
保育園経営にはフランチャイズという選択肢もあります。このフランチャイズを利用して保育園を開業する方法には、ほかにはないさまざまな特長があります。
・未経験でも始めやすい
フランチャイズ経営では、加盟している企業の本部から経営ノウハウを教えてもらうことができます。また、資金面の相談やさまざまなサポートなど、経営初心者でも安心して開業できる環境が揃っていることが多いです。
・最初から知名度がある
保育園経営で苦労することでよく挙げられる最初の園児集めです。フランチャイズなら最初から知名度のある名前を使わせてもらえるので、広告費をそう使わなくても園児を集めやすくなります。
・自分の裁量が少ない
フランチャイズでの経営はどうしても本部の意向に沿って経営を進めていくため、自分の理想の育児環境を作っていくことができないかもしれません。オリジナリティを出しづらい環境は、フランチャイズの難点といえるでしょう。
・ロイヤリティの存在
フランチャイズ経営では、ロイヤリティというものが発生します。これは収入の一部を本部に徴収されるシステムのことです。ノウハウや看板の経費と割り切れればいいですが、ここを不満に思ってしまう人もいるかもしれません。
フランチャイズは初心者におすすめの開業方法です。初めて保育園を開園するという方は、フランチャイズという選択肢を取ってみてはいかがでしょうか。
保育園は社会貢献にもなる、現代では需要の高いビジネスです。あなたもぜひ、保育園を始めてみませんか。
保育園の開業の際には、考えなければいけないことがたくさんあります。園の種類や必要な手続きなど、ひとつひとつ確実にこなしていきましょう。また、開業の方法にはフランチャイズに加盟するという方法もあります。初心者の方にはとくにおすすめなので、気になる方はぜひ検討してみてください。
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