売上予測

売上予測は実際の売上の数値ではなく、これぐらいの売上が見込めるだろうという予測です。
フランチャイズにおいてはこの売上予測は契約を判断するひとつの要素になります。
売上予測の数値はフランチャイズ本部が収益モデルのひとつとして提示する場合が多く、売上予測に近い収益が見込める場合もあれば、売上予測を下回った収益しか得られない場合もあります。

売上予測はあくまでも予測であるため、売上を保証する売上保証とは異なります。
実際にフランチャイズ契約をして事業をスタートしたけれど、本部が事前に提示していた売上予測の数値には満たないといったトラブルも多く発生しています。
実際の売上とはおよそかけ離れた売上予測を提示するフランチャイズ本部には問題がありますが、あくまでも予測であることを忘れてはいけません。
売上予測に満たないのは契約後に本部からのサポートがほとんどなかった、契約時の内容と実際の運営で大きな差があったなど、フランチャイズ本部側に責任がある場合もありますし、加盟者および加盟店が正しい営業努力をしなかったことによって達成できない場合もあります。
どちらに非があるかどうかよりも、やはり売上予測はあくまでも予測、実際の売上とは違うということを頭に入れておくべきです。
もちろんフランチャイズ本部には実際の売上に近い売上予測を提示することが求められますが、フランチャイズ契約をする上で売上予測を重視して判断せず、事業内容、SV（スーパーバイザー）による研修・指導、サポートの充実度など、総合的な要素から契約を結ぶか判断しましょう。