Iターン

Iターンとは、都会出身者が地方に移り住むことを意味します。
生まれ育った都会を離れ、地方で就職・定住することをIターンと呼んでいます。
Iターンの「I」は英単語の頭文字や何かの略称というわけではなく、都会から地方へ移り住む直線的な動きを地図上で表した際、アルファベットの「I」のような形状になることから名付けられました。
元参議院議員の小山峰男がこの現象をIターンと名づけたと言われています。

Iターンの類義語として、Uターン、Jターンがあります。
Uターンは地方出身者が都会へ出た後、再び出身地方へ戻ることを意味し、Jターンは地方出身者が都会へ出た後、別の地方へと移り住むことを意味します。

フランチャイズで独立開業する際、競合店舗が多い都会で出店するよりも、Iターンで地方で出店するというのもひとつの有力な選択肢となります。
現在都会に住んでいて、フランチャイズ開業のために地方へ移り住む、またはすでにIターンで地方に出ている方がそのまま地方でフランチャイズ事業を始めるという2つのパターンがあります。
都会では人が集まりやすいというメリットがありますが、物件の価格が高いため多めの資金が必要となり、競争が激しく生き残りが容易でないというデメリットもあります。
一方、Iターンによって地方で出店する場合、場所によっては人が集まりにくいという懸念もあるかもしれませんが、物件の価格が安いため資金を抑えることが可能ですし、その地方ではまだ確立されていない種類のお店なら競争がないというメリットがあります。